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6月, 2025の投稿を表示しています

【配管設計者向け】ガス管 (SGP管) 規格・寸法・重量一覧表(内径付き)

配管設計や材料選定の際に便利な、一般配管用炭素鋼鋼管(SGP管・通称ガス管)の主要な規格、寸法(外径、 内径 、厚さ)、および単位質量をまとめた一覧表です。頻繁に参照するサイズの早見表としてご活用ください。 ガス管(SGP)寸法・重量一覧表 JIS G 3452「配管用炭素鋼鋼管」に準拠した、一般的に使用されるサイズの抜粋です。 A呼称 B呼称 (inch) 外径 (mm) 内径 (参考) (mm) 厚さ (mm) 単位質量 (kg/m) 6A 1/8B 10.5 6.5 2.0 0.419 8A 1/4B 13.8 9.2 2.3 0.652 10A 3/8B 17.3 12.7 2.3 0.851 15A 1/2B 21.7 16.1 2.8 1.31 20A 3/4B 27.2 21.6 2.8 1.68 25A 1B ...

【材料力学・設計者向け】ヤング率とは?主要な材料のヤング率一覧(高い順・早見表)

「設計で材料を選ぶとき、どのくらい『硬い』あるいは『しなりにくい』かを数値で比較したい…」 「Pythonで構造計算のシミュレーションをしたいけど、各材料のヤング率ってどれくらいなんだろう?」 「ヤング率ってよく聞くけど、そもそも何を表す数値なの?」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! 以前の記事 で、Pythonを使って材料の応力やたわみを計算するツールを作成しました。その際、 plate_young_modulus_Pa という重要なパラメータが登場したのを覚えていますか? 今回は、その 「ヤング率(縦弾性係数)」 とは何かを分かりやすく解説するとともに、様々な工業材料のヤング率を一覧にまとめた、便利な早見表をご提供します。この一覧表があれば、材料選定やシミュレーションの際の大きな助けとなるはずです! 1. ヤング率(縦弾性係数)とは? ヤング率 (Young's Modulus) は、材料の「硬さ」や「変形しにくさ」を表す指標です。より専門的に言うと、「材料を引っ張ったり圧縮したりした際の、 応力(単位面積あたりの力) と ひずみ(元の長さに対する変形の割合) の間の比例定数」です。 数式では σ = Eε (応力 = ヤング率 × ひずみ) と表されます。この E がヤング率です。 …というと少し難しく聞こえますが、直感的には以下のように理解してください。 ヤング率が高い材料(例: 鋼): 非常に「硬く」、変形させるのに大きな力が必要。 「しなりにくい」「剛性が高い」材料です。 ヤング率が低い材料(例: ゴム): 非常に「柔らかく」、小さな力で簡単に変形させることができる。 「しなりやすい」「剛性が低い」材料です。 単位は、圧力と同じ Pa(パスカル) や、その10億倍である GPa(ギガパスカル) が一般的に使われます。設計やシミュレーションにおいて、材料がどのくらい変形するか(たわむか)を計算する際に、このヤング率は不可欠な物性値となります。 2. ...

【Pythonで学ぶ材料力学】応力・たわみ計算ツールを作ろう!物理の原理からコード実装まで徹底解説 ⚙️

「DIYで棚を作りたいけど、この板、この重さで大丈夫かな?」 「設計で使うこの金具、力がかかっても曲がったり折れたりしないか、手軽に計算したい…」 「物理や工学の計算って難しそうだけど、Pythonで自動化できないだろうか?」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! プログラミングの応用範囲は、Webサービスやデータ分析だけにとどまりません。今回は、私たちの身の回りにある「モノ」の強さや変形を扱う、 「材料力学」 という非常に実践的な工学分野に、Pythonを使って挑戦してみましょう! この記事では、 「棒の先端に荷重がかかった時、その棒や取り付け部分にどれくらいの力が発生し、どれくらい変形するのか」 をシミュレーションする、簡単な構造計算ツールを作成します。この記事の最大の特徴は、単にコードの書き方を解説するだけでなく、その背景にある 物理的な原理(「なぜ」そう計算するのか) と、 Pythonコード(「どう」実装するのか) を、一つ一つ対応させながら解き明かしていく点です。物理法則が美しい数式やコードで表現される面白さを、ぜひ一緒に体験してください! 1. プロジェクトの目標と完成形 今回作成するツールは、棒の長さや太さ、かかる力などのパラメータを入力すると、以下の項目を自動で計算してくれます。 棒の根元に発生する 最大曲げ応力 (材料がどれくらい頑張っているか) 取り付けボルトにかかる せん断力 と 引張力 (ボルトは耐えられるか) 取り付けプレートの 最大たわみ量 (どれくらい、しなるか) 完成版スクリプトの全体像 まずは、今回作成するスクリプトの全体像を見てみましょう。各部分の詳しい解説はこの後でじっくり行いますので、まずは全体の流れを掴んでください。 実行結果のイメージ このスクリプトを実行すると、最終的に以下のような計算結果が出力されます。 --- シミュレーション結果 --- 棒の根元にかかる曲げモーメント: 9.80 Nm [棒の評価] 最大曲げ応力: 998.24 MPa -> この値が棒の材質の『許容曲げ応力』を下回るか確認してください。 [ボルトの評価] 各ボルトにかかるせん断力: 2.45 N 各ボルトにかかる最大引張...

【Python実践編】pyprojライブラリで高精度な方位角計算を簡単に!(2点間の角度計算シリーズ 第2回) 🛰️

「前回、mathライブラリで方位角を計算したけど、もっと正確な方法はないの?」 「地球が完全な球じゃないことまで考えて計算したい!」 「プロが使うような、本格的な地理空間計算をPythonで手軽にやってみたい!」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! 前回の第1回 では、Pythonの標準ライブラリである math モジュールだけを使って、地球を完全な球と仮定した方位角の計算に挑戦しましたね。三角関数を駆使して、地理的な問題を解き明かすプログラミングの面白さを感じていただけたかと思います。 しかし、あの方法はあくまで「近似」でした。今回は、その限界を超えるための**「プロの道具」**、地理空間計算ライブラリ pyproj をご紹介します。このライブラリを使えば、地球のより正確な形(回転楕円体)を考慮した、非常に高精度な方位角計算が、驚くほど簡単なコードで実現できてしまいます。コードはよりシンプルに、結果はより正確になる魔法のようなライブラリの世界へようこそ! 1. なぜ`pyproj`なのか? - 地球の本当の形「回転楕円体」 前回の計算では、地球を完全な球体として扱いました。しかし、実際の地球は自転の遠心力によって、赤道方向に少しだけ膨らんだ「ミカン」のような形をしています。この形状のことを、測地学では ※ 回転楕円体(ellipsoid) と呼びます。  ※天文学辞典出典 短距離の計算ではこの差はごく僅かですが、大陸をまたぐような長距離の計算になると、この地球の「潰れ」が無視できないほどの誤差を生み出します。GPSなどが利用する世界標準の測地系である WGS84 も、この回転楕円体モデルに基づいています。 pyproj ライブラリは、このような複雑な回転楕円体モデル上での測地線(2点間の最短距離)や方位角の計算を、高精度に行ってくれる専門的なツールなのです。 2. `pyproj`のインストールと使い方 2.1. ライブラリのインストール まずはpipで pyproj をインストールしましょう。ターミナルやコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。 pip install pyproj 2.2. `pyproj`を使った方位角の計算 pyproj を使った方位角の計...

【Pythonで学ぶ地理計算】mathライブラリで2点間の方位角を計算する基礎 🌍

「東京駅から見て、大阪城はどの方角にあるんだろう?」 「2つの緯度経度の情報から、片方がもう片方から見てどの方角にあるか、角度で知りたい!」 「地図アプリみたいな計算って、Pythonでどうやってやるの?」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! 今回から始まる新シリーズでは、プログラミングと地理情報を組み合わせた、少し専門的で非常に面白い「地理空間計算」の世界に足を踏み入れます。 その第一歩として、今回は 「2つの地点の緯度経度から、始点から見た終点の方位角(ほういかく)を計算する方法」 を探求します。方位角とは、 真北を0度として、時計回りに測った角度 のことです。例えば、真東は90度、真南は180度、真西は270度となります。 この計算を、まずは外部ライブラリを使わずに、Pythonに標準で付属している math モジュール だけを使って実装してみます。三角関数など少し数学的な要素も出てきますが、その原理を理解することで、より深く地理計算の世界を楽しめるようになりますよ。さあ、Pythonで地球を舞台にした計算を始めましょう! 1. 計算の考え方:地球を「完全な球」として捉える 今回私たちが行う計算は、地球を「完全な球体」と仮定した 球面三角法(きゅうめんさんかくほう) という考え方に基づいています。※詳しくは wikipediaの説明 をご覧ください。 実際の地球は、赤道方向に少し膨らんだ「回転楕円体」に近い形をしていますが、多くのアプリケーションや、特に2点間の距離がそれほど長くない場合には、この「完全な球」というモデルでも非常に精度の良い近似計算が可能です。何より、このモデルは計算の基本的な原理を理解するのに最適です。 2. 方位角計算の「材料」たち 方位角を計算する数式は少し複雑に見えるかもしれませんが、必要な「材料」となるPythonの機能は非常にシンプルです。 2.1. 緯度経度とラジアン (Radian) 私たちが普段使う角度の単位は「度(°)」ですが、Pythonの math モジュールに含まれる三角関数( sin , cos など)は、角度の単位として 「ラジアン (radian)」 を使います。そのため、計算を始める前に、まず緯度と経度を度からラジアンに変換する必...

重量計算ツール(GUI版)

重量計算の考え方など考え方は( CUIバージョン ) CUIバージョンを改良した( GUI解説はこちら )

【Tkinter入門 最終回】実践!Pythonでデスクトップアプリ開発 - 材料重量計算ツールをGUI化しよう!

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「CUI(黒い画面)のスクリプトって、自分は良くても他の人には使ってもらいにくい…」 「Tkinterで学んだウィジェットやレイアウト、どうやって実践的なアプリに組み込むの?」 「自分の作ったPythonプログラムを、ウィンドウやボタンのある『アプリ』にしてみたい!」 こんにちは! Tkinter探検隊、隊長のPythonistaです! 第1回 ではウィンドウと基本的なウィジェットの作成、 第2回 ではユーザーからの入力を受け付ける方法を学びました。GUIアプリの基本的な部品と、それをコードと連携させる仕組みは、もうあなたの手の中にあります。 シリーズ最終回となる今回は、まさにその集大成!これまでの全ての知識を総動員して、以前別のプロジェクトで作成した コマンドライン版「材料重量計算スクリプト」 に、Tkinterで見栄えの良いグラフィカルなインターフェース(GUI)を付け、誰でも直感的に使えるデスクトップアプリケーションへと進化させます。 このプロジェクトを通して、既存のプログラムロジックとGUIをどうやって組み合わせるのか、その実践的なプロセスを体験できます。さあ、あなたのコードに命を吹き込み、本格的なアプリケーション開発の第一歩を踏み出しましょう! 1. 設計図を描こう:どんなアプリにする? まずは、どんなアプリケーションにしたいか、その設計図を描きます。いきなりコードを書き始めるのではなく、完成形をイメージするのが成功の秘訣です。 1.1. 機能とレイアウト 元のCUIスクリプトの機能を元に、以下のようなレイアウトを考えます。 材料選択: アルミ、鉄、ステンレスをリストから選べるようにしたい。→ **プルダウンメニュー (Combobox)** が良さそう。 体積入力: ユーザーが体積の数値と単位を入力できるようにしたい。→ **テキスト入力ボックス (Entry)** が必要。 計算実行: 計算を開始するきっかけ。→ **ボタン (Button)** が必要。 結果表示: 計算結果を分かりやすく表示したい。→ **ラベル (Label)** を使おう。 その他、各入力欄が何を表すかを示すための案内用ラベルも必要ですね。 【画像推奨箇所: アプリの完成形の手書きスケッ...

【Tkinter入門 第2回】対話的なアプリを作ろう!ユーザーの入力を受け付けるウィジェット (Entry, Radiobutton, Checkbutton)

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「ボタンを押すだけじゃなくて、ユーザーに文字を入力してもらいたい!」 「GUIの入力欄と、Pythonの変数をどうやって連携させるの?」 「複数の選択肢から一つを選ばせるラジオボタンや、ON/OFFのチェックボックスってどうやって作るんだろう?」 こんにちは! Tkinter探検隊、隊長のPythonistaです! 前回の第1回 では、Tkinterで最初のウィンドウを作成し、ラベルとボタンを配置し、ボタンがクリックされたら特定の処理を実行するという、GUIアプリの最も基本的な骨格を学びましたね。 シリーズ第2回の今回は、一方的に情報を表示するだけでなく、 ユーザーからの入力を受け取る ことで、アプリケーションを本当の意味で「対話的」にするためのウィジェットたちを特集します! 具体的には、 一行のテキストを入力するための Entry ウィジェット 複数の選択肢から一つを選ぶ Radiobutton ウィジェット ON/OFFを選択する Checkbutton ウィジェット そして、GUIとPythonコードを繋ぐための超重要概念、 Tkinterの制御変数 ( StringVar など) について、分かりやすく解説していきます。この回をマスターすれば、ユーザーの操作に応じて動的に変化する、本格的なアプリケーションの入力画面を作成できるようになりますよ! 1. 準備:モジュールのインポート 今回も、Tkinterを tk としてインポートするところから始めましょう。また、よりモダンな見た目のウィジェットを使うために、 tkinter.ttk もインポートしておきます。 import tkinter as tk from tkinter import ttk # Themed Tkinter ウィジェットを使うためにインポート 2.【最重要】GUIとコードを繋ぐ橋渡し:Tkinterの制御変数 テキスト入力ボックスなどのウィジェットを学ぶ前に、まず最も重要な概念を理解する必要があります。それは、 「どうやってGUIウィジェット上の値(例: 入力された文字)を、Pythonのコードで取得するのか?」 という問題です。 その答えが、Tkinterが提供する特別な変数、 制御変数 (Con...

【Tkinter入門 第1回】Pythonでデスクトップアプリ開発!最初のウィンドウとウィジェット、そして「配置」の基礎 🖼️

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「Pythonで作ったツール、黒い画面(コンソール)じゃなくて、ちゃんとしたウィンドウで動かせたらカッコいいのに…」 「プログラミングで、クリックできるボタンとか、文字を表示するラベルってどうやって作るの?」 「GUIアプリケーション開発って難しそうだけど、何から始めればいいんだろう?」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! これまで私たちは、データ分析や自動化など、主にコマンドライン上で動作する強力なスクリプトを作成してきました。今回から始まる新シリーズでは、全く新しい領域、 GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)アプリケーション開発 の世界に足を踏み入れます! その冒険の最初のパートナーとなるのが、Pythonに標準で付属しているGUIツールキット、 Tkinter (ティキンター) です。標準ライブラリなので、 追加のインストールは一切不要 で、Pythonさえあれば誰でもすぐにデスクトップアプリ開発を始めることができます。 記念すべき第1回の今回は、Tkinterを使って**最初のウィンドウを表示**し、そこに情報を表示するための**ラベル**や、操作のきっかけとなる**ボタン**といった基本的な部品(ウィジェット)を配置する方法、そしてそれらを思い通りに並べるための最も重要な概念である 「配置(レイアウト)」 の基礎をマスターします。この記事を読み終える頃には、あなたは自分自身の手で、デスクトップ上に最初の「窓」を開けることができるようになっていますよ! 1. Tkinterとは? - Python標準のGUIツールキット Tkinter (ティーケー・インター)は、Tcl/TkというGUIツールキットをPythonから利用するための標準ライブラリです。Pythonをインストールすれば自動的に使えるようになるため、最も手軽にGUIプログラミングを始められる方法として、昔から多くのPythonプログラマーに親しまれています。 見た目が少し古風という側面もありますが、GUIアプリケーションがどのように作られているか、その基本的な仕組み(ウィンドウ、ウィジェット、イベント処理など)を学ぶには最適なライブラリです。 まずは、Tkinterをインポートするところから始めましょう。慣習的...

【Python株価分析・深掘り編】yfinanceとpandas_ta入門!ツールを支える強力ライブラリを徹底解説

「あの株価分析ツール、どうやってインターネットから株価データを取ってきてるの?」 「移動平均線やMACDの計算が、たった1行で書けるなんて、どんな魔法?」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! 先日公開した 「Pythonで作る株価買いシグナル自動検出ツール」の記事 は、楽しんでいただけましたでしょうか? 複数のライブラリを組み合わせて、実用的なツールを完成させることができましたね。 記事を読んでいただいた方、あるいは実際にコードを動かしてみた方の中には、「あのスクリプトを裏で支えている yfinance や pandas_ta といったライブラリは、一体何者なんだろう?」と疑問に思った方も多いかもしれません。 今回の「深掘り編」では、そんな皆さんの知的好奇心にお応えして、あの便利ツールを可能にしている2つの超強力な外部ライブラリ、 yfinance と pandas_ta に焦点を当て、その基本的な使い方をじっくりと解説していきます。この2つの「武器」を理解すれば、あのツールを自分なりにカスタマイズしたり、全く新しい金融データ分析ツールを作ったりするための、大きなヒントが得られますよ! 1. yfinance :Yahoo! Financeのデータを手軽に取得 私たちの分析は、まずデータがなければ始まりません。 yfinance は、世界中の投資家が利用するYahoo! Financeの豊富な株価データを、Pythonから驚くほど簡単に取得できるようにしてくれるライブラリです。 1.1. インストール まずはpipでインストールしましょう。ターミナルやコマンドプロンプトで以下を実行します。 pip install yfinance 1.2. 基本的な使い方 ( yf.download() ) yfinance の最も基本的な機能が、 download() 関数です。これを使うと、指定した銘柄(ティッカー)の過去の株価データをPandasのDataFrameとして直接取得できます。 import yfinance as yf # 例として、トヨタ自動車(7203.T)の2024年1月1日以降の株価データを取得 # 東証の銘柄は末尾に ".T" をつけます t...

【Python株価分析】yfinanceとPandas-TAで買いシグナルを自動検出!テクニカル分析ツールを自作しよう 📈

「毎日たくさんの銘柄のチャートをチェックするのは大変…」 「移動平均線のゴールデンクロスや、RSIの売られすぎといった、特定の買いシグナルが出た銘柄だけを効率的に見つけたい!」 「Pythonで本格的な株価分析ツールを作ってみたい!」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! これまで私たちはPythonの基本から、 NumPy や Pandas 、 Matplotlib といったデータ分析の基盤となるライブラリまで、様々なスキルを身につけてきました。今回は、その集大成として、非常に実践的でエキサイティングなプロジェクトに挑戦します! 今回のテーマは、 「Pythonで株価データを自動取得し、複数のテクニカル指標を計算して、"買いシグナル"を検出するツール」 の開発です。 yfinance ライブラリで株価を取得し、 pandas_ta という便利なライブラリでテクニカル指標を簡単に追加、そして独自の分析ロジックを組み込んで、注目すべき銘柄を自動でリストアップします。このプロジェクトを通して、あなたのPythonスキルを実践的な金融データ分析へと昇華させましょう! 【超重要】この記事はプログラミング学習と技術探求を目的としています。 本記事で紹介するスクリプトや分析手法は、特定の銘柄の購入を推奨するものでは一切なく、 金融・投資助言ではありません。 株式投資は、多くのリスクを伴います。実際の投資判断は、必ずご自身の責任と判断、そして専門的な情報源に基づいて行ってください。 1. プロジェクトの概要と準備 1.1. 今回作るツールの機能 このツールは、あらかじめ指定した銘柄リストに対して、以下の処理を自動で行います。 最新の株価データを自動で取得する。 移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンドといった主要なテクニカル指標を計算する。 複数の指標を組み合わせた「トレンドフォロー戦略」「逆張り戦略」などの買いシグナルを判定する。 買いシグナルが検出された銘柄を、シグナルの数が多い順にリストアップして報告する。 1.2. 必要なライブラリの準備 このプロジェクトでは、以下の3つの主要な外部ライブラリを使用します。タ...

【Pythonスクリプト改善】未来時刻計算ツールに曜日を追加して、もっと分かりやすく!strftimeフォーマット術 📅

こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! 先日公開した 「Pythonで作る未来時刻計算ツール」の記事 は、お楽しみいただけましたでしょうか? 様々な形式の時間を入力して未来の時刻を計算できる、便利なツールが作れましたね。 さて、実際にツールを使ってみると、こんな風に思いませんでしたか? 未来の時刻: 2025-07-28 15:40:30 「日付は分かるけど、これって何曜日だっけ…?」 そうなんです。曜日が分からないと、意外と不便ですよね。そこで今回は、このスクリプトに簡単な改良を加えて、日付と一緒に 曜日も表示 できるようにパワーアップさせます! この改善を通して、Pythonの datetime オブジェクトを、思い通りの書式で文字列に変換する strftime メソッドの強力な使い方をさらに深掘りしていきましょう。 1. 改善のポイント: strftime() メソッドと書式化コード 前回のスクリプトで、日時を人間が読みやすい文字列に変換するために、私たちは strftime() メソッドを使いました。 # 以前のコード now = datetime.now() print(f "現在時刻 : {now.strftime('%Y-%m-%d %H:%M:%S')}" ) この '%Y-%m-%d %H:%M:%S' という部分が、「どのような書式で表示するか」を指定する**書式化文字列**です。 %Y が4桁の年に、 %m が2桁の月に置き換えられる、といったルールがありましたね。 そして、この書式化コードには、もちろん 曜日を表示するためのコード も用意されています! 2. 曜日を追加する「魔法のコード」: %a と %A 曜日を表示するには、主に以下の2つの書式化コードを使います。 %a : 曜日の**短縮形**(英語なら Mon , Tue ...、日本語環境なら 月 , 火 ...)に置き換えられます。 %A : 曜日の**完全な形**(英語なら Monday , Tuesday ...、日本語環境なら 月曜日 , 火曜日 ...)に置き換えられます。 今回は、表示がコンパクトな %a を使って、...

【PythonでDIY・業務効率化】アルミ・鉄の重量を自動計算!単位変換もできる便利スクリプトの作り方 🛠️

「このアルミ板、重さはどれくらいだろう?」 「DIYで使う鉄パイプの重量を知りたいけど、体積と密度から計算するのは面倒…」 「仕事で材料の見積もりをする時、手早く重量を計算できるツールがあったらいいのに!」 こんにちは! Pythonプログラミング探検隊、隊長のPythonistaです! 日常業務やDIY、趣味のプロジェクトなどで、金属や木材といった材料の「重さ」を手早く知りたくなる場面は意外と多いですよね。体積は分かるけど、いちいち密度を調べて電卓を叩くのは少し手間がかかります。 今回は、そんな悩みを解決する超実用的なプロジェクトとして、 様々な単位表記に対応した「材料重量計算スクリプト」 をPythonでゼロから作り上げていきます! このツールを使えば、 15000mm3 や 2.5cm^3 といった体積を入力するだけで、アルミ、鉄、ステンレスの重量を一瞬で計算できます。さらに、単位なしで 100 と入力された場合でも、複数の可能性を提示してくれる賢い機能も搭載します。 このプロジェクトを通して、辞書の効果的な使い方、 正規表現( re ) による柔軟な入力解析、そしてプログラムを構造化するための関数設計など、Pythonにおける多くの重要なテクニックを実践的に学んでいきましょう! 1. このツールで何ができる?(プロジェクト概要) 今回作成する「材料重量計算スクリプト」は、コンソール上で動作するシンプルなツールですが、以下のような便利な機能を持っています。 材料選択機能: スクリプト起動時に、アルミ、鉄、ステンレスの中から計算したい材料を選択できます。 柔軟な体積入力: 11520mm^3 , 24050㎣ , 1.5m^3 , 立方センチメートル , cm3 といった、様々な単位表記や書き方を自動で認識します。 単位なし入力への対応: 100 のように数値のみが入力された場合、それが 100㎣ , 100㎤ , 100㎥ だった場合の3パターンの重量をそれぞれ計算して提示します。 見やすい重量表示: 計算結果の重量を、その重さに応じて自動的に「g(グラム)」「kg(キログラム)」「t(トン)」を使い分けて分かりやすく表示します。 2. プロジェクトの全体像(完成コード) まず...